御本尊の違いについて

Q 奉安殿の大御本尊様、あるいは客殿の御本尊様、御形木御本尊様といろいろありますが、これらの御本尊様に違いがあるかどうか、おうかがいいたします。


A むずかしい問題です。がっかりすると悪いし、よほど信心のしっかりしている人であれば、きちんとわかってくれることなのですが、初信の人だと説明の仕方がへただと、ふと迷ってしまうのです。気が弱ります。
 御本尊様には違いがあります。仏法の上で分身散体ということがあります。私なら私の心と同じ心にできているのを分身体というのです。奉安殿の大御本尊様、ここの客殿の御本尊様、私どものいただいている常住御本尊様、あなた方が拝んでいる御形木御本尊様、それぞれ違うのです。違うのですが、こちらの信心の仕方で少しも違わない結果を出せるのです。すべてそれは信力の問題です。
 あなた方の御本尊様の力をいえば、釈尊時代からある仏と菩薩とを、みないっしょにしたその功徳の何億倍と違ってくるのです。釈尊時代にもその前にも仏はいたでしょう。それらの三世の諸仏の功徳がぜんぶ出ているのです。これは観心本尊抄に「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う」(御書全集二四六ページ)ときちんと出ています。
(戸田城聖全集2)