塔婆供養について

Q 塔婆を立てて、先祖を供養するといわれましたが、毎日の題目で供養しています。これは形式であると思いますが、生命論のうえから説明してください。

A 形式ではありません。仏法上の儀式であります。色心不二の成仏、草木成仏の深い原理からきているのであります。
 塔婆供養の原理についていえば、人が死ぬと宇宙の生命に溶けこみます。色心の二法であるゆえに、この生命を塔婆という体を作って供養すれば、聞いた題目が生命に感じて業がうすくなり、苦悩を少なくしうるのです。
 一個の肉体を塔婆として、これ自体が死人の肉体に変わり、自身の生命を強めることができます。この功徳は、一心法界ですから、自分の身に帰るのであります。生命論がわからなければ、この深い原理はなかなかわかりません。
自分の親にご飯を食べさせ、着物を着せてもなんの功徳もありません。親が金持ちならいくらかくれるでしょう。死んだ先祖も同じです。その先祖がほんとうの仏になって、金持ちになれなくれます。金持ちにしてやるために御本尊へ題目をあげるのです題目一ぺんが一円になるか千円になるかは信心です。
(戸田城聖全集2)



「塔婆供養の意義について述べておきたい。死後の生命は、宇宙に冥伏し、生前の因縁に応じて、十界のそれぞれの世界で、苦楽の果報を受けているのである。塔婆供養による唱題の回向によって、諸精霊に追善がなされ、生命の我を悪夢から善夢ヘと転換していけるのである。」
(昭和59年5月号 大白蓮華 池田会長指導)